市場調査

市場調査は、市場規模や市場動向の把握など自社の事業やサービスを発展させていくために非常に重要なものです。
市場調査(市場規模・市場動向の把握)は企業の抱える以下のような課題に役立てることができます。

市場調査の活用事例

新規事業の戦略策定

  • 新規参入を検討しているが、対象とする市場の規模/今後の有望性がわからない。
  • 新規参入を検討しているが、対象とする市場の参入メーカーや販売先がわからない。
  • 新製品/サービスの開発を検討しているものの、どのようなものを作れば良いか。

既存事業における業績(売上高・利益)の拡大

  • 自社製品・サービスの販売が伸び悩んでいる。しかしその原因がわからない。
  • 新しい需要先を開拓したいが、どのようなところにアプローチすれば良いか。
  • 競合製品・サービスが売れている理由は何か。

既存事業における投資判断

  • 今後の市場がどの程度成長していくのかわからない。
  • 競合となるような新製品・サービスが普及する可能性はあるのか。
  • 新しい法律が制定された場合、自社の事業に対する影響はあるのか。

市場調査で把握できること

市場調査を依頼すると、具体的には以下のような内容の把握が可能となり、企業の抱える課題の解決に活かすことができます。

特定製品・サービスの市場規模の推移とその背景要因

特定製品・サービスにおける市場規模やその市場が伸びているのか、減少しているのかを各年ベースなどで定量的(販売金額、販売数量など)に把握できます。また、市場規模の推移に関する背景要因(市場環境、製品・サービスのトレンド、参入メーカーの動向など)を定性面によっても把握することができます。

これらの情報は、市場の有望性の判断や、新規参入や今後の販売計画の検討などに活用できます。

市場を構成する各プレーヤーの販売シェアとその背景要因

どのようなプレーヤーが参入しており、どのくらいのシェアを有しているのか把握することができます。

また、参入プレーヤーのシェアに関する背景要因(製品面、価格面、販売面における優位性など)の把握も可能であり、これらの情報は販売計画の検討、参入企業の分析や新規参入にあたっての判断材料などに活用できます。

特定製品・サービスの動向把握

どのような製品・サービスがどのくらいで売れているのか、どのような理由で売れているのか把握することができます。

これらの情報を参考に新製品・サービスの商品開発や、今後の事業戦略の立案などに活かすことができます。

流通チャネル

特定市場における流通チャネルの状況を把握できます。
これらの情報はどの流通チャネルを重視するかといった販売戦略の立案などに活かすことができます。

特定市場における顧客、顧客の購入状況

今後の市場規模(販売金額、販売数量)とその推移に関する背景要因(市場環境、製品・サービスのトレンド、参入メーカーの動向など)を把握できます。

これらの情報は今後の投資計画といった事業戦略の検討、新規参入の検討など判断材料として活用できます。

特定市場における問題点、課題点

特定製品・サービスの市場における問題点や課題点(品質面、価格面、流通面など)を把握することができます。
これらの情報は新製品・サービスの検討や、新規参入の検討などに活用できます。

今後の市場予測、その背景要因

今後の市場規模(販売金額、販売数量)とその推移に関する背景要因(市場環境、製品・サービスのトレンド、競合メーカーの動向など)を把握できます。
これらの情報は今後の投資計画といった事業戦略の検討、新規参入の検討など判断材料として活用できます。

調査方法について

調査方法は大まかにヒアリング調査やアンケート調査、公開情報の取得などがあります。具体的な調査方法は、調査内容に応じて決定します。


ヒアリング調査においては参入プレーヤー、販売代理店、取引先、業界団体など幅広く複数のキーマンから情報を収集することによって、精度が高く、価値のある情報の取得を行えます。また、アンケート調査とは違い、より定性的な情報の入手が可能となっています。

アンケート調査については対象サンプル数や対象項目などを設定し、参入プレーヤーや販売代理店、取引先などに配布し、回答を回収することにより定量的に情報を取得することができます。(アンケート調査についてより詳しく知りたい方は「アンケート調査をしたい」を参照して下さい)

公開情報の取得についてはWEBでの公開情報に加え、調査対象業界に関連する業界誌、や新聞などからも情報を収集します。

では、市場調査を委託する場合、具体的にはどのような流れになるのでしょうか。

調査委託の流れ

1. 問い合わせ

まず、マーケティングリサーチ会社に調査をしたい内容について問いあわせをしましょう。電話やメールのいずれでも対応してもらえます。
その際は、調査で明らかにしたい内容や予算、期間を伝えるとより具体的な回答が得られるでしょう。

2. 打ち合わせ・調査設計

担当者と調査の実施にあたってより具体的に内容の設計、実施費用、スケジュールに関して摺合せを行います。
調査を有効なものにするためには、担当者との摺合せが非常に重要です。このため、可能な限り打ち合わせを行う機会を設けましょう。

3. 調査企画書・見積書の作成

打ち合わせの内容や問い合わせの内容(打ち合わせを行う時間がない場合)に基づいて、調査企画書と見積り書を作成します。その内容に問題が無ければ、いよいよ調査を開始することになります。

4. 調査状況の確認

調査実施中においては、中間報告会を設定することにより、調査の進捗状況の確認を行うことができます。中間報告会を実施することにより、調査の方向性や品質に問題がないか確認することができ、より有効な調査を実施することができます。

5. 最終調査結果の確認

最終的な調査結果は報告会の実施や報告書の授受によって確認することができます。報告会においては調査実施担当者へ調査結果に関する質問ができ、より具体的な内容の把握を行うことができます。調査内容の品質に問題が無ければ、作業は終了となります。

調査前の確認事項

市場調査を委託する際には、以下の内容について摺合せを行うことになります。

調査対象先

どのような企業を対象に調査を実施するのか、摺合せを行います。
どういった企業が対象になるのかわからない場合は、対象先リストの作成も可能です。

調査項目

調査によって解決をしたい内容に応じて、項目の設定を行います。
調査をしたい内容や項目が事前に明確になっている場合は、可能な限りその内容に合わせて、調査項目の設定が可能です。

調査方法

調査方法(ヒアリング/アンケートなど)については、調査内容に応じてどの方法で行うか提案可能です。
予め実施したい方法が決まっている場合は、打ち合わせ時に相談してみましょう。

調査期間

調査期間については調査対象先や、調査方法、調査項目によって異なってくるため、摺合せが必要となります。
情報を得たい期日が事前にわかっている場合は、早めに伝えましょう。

調査金額

調査金額についても調査方法、調査項目、調査期間などによって異なってくるため、摺合せが必要となります。
調査に掛けられる予算が決まっている場合には、事前にその情報を伝えると、その金額内で実施できる調査の提案が可能です。

調査事例

市場調査の具体的な事例を示します。

装置メーカーA社の事例
自動車部品の製造装置メーカーであるA社が既存技術を活かし
自動車以外の業界へ新規参入したい

1. 調査対象先

競合となる製造装置メーカー。
将来、顧客となり得るユーザー企業(家電、医療装置の部品メーカーなど)。

2. 調査手法

競合企業及びユーザー企業におけるキーパーソンに対し、訪問または電話によるヒアリングを実施。

3. 調査項目

▽ 市場調査

  • 製造装置の市場規模推移(市場規模数値の把握、市場規模推移の背景要因)
  • 需要分野別市場規模(需要分野別の市場規模数値の把握、自動車分野以外の市場規模の把握、など)
  • メーカーシェア(メーカーシェア、上位シェアメーカーの特徴及び背景要因、など)
  • 参入メーカーリスト(参入メーカーの売上規模、人員数、特徴、強み弱みなど)
  • 需要分野別主要ユーザー(需要分野別にどのようなメーカーが有力な顧客となり得るのか)

▽ ユーザーニーズ調査

  • 企業概要(事業内容、所在地、人員数、売上高、など)
  • 現在の製造方法(現在はどのような方法で製品を作っているのか)
  • 対象製品の生産量(対象製品を年間どのくらい生産しているのか)
  • 現在の製品・製造方法に対する課題(既存の製品・製造方法に対してコスト/品質等の課題はあるのか)
  • A社保有技術に対する評価
  • 今後の採用見込み(どのような条件を満たせばA社製品を採用するのか)
  • 新規採用に関する権限について(新規取引を行う場合、営業を行うべきキーマン・採用を決定するキーマンは誰か、など)

4. 調査期間

1業界あたり、1ヶ月半~2ヶ月

WEB関連会社B社の事例
既存の顧客とは異なるターゲットを対象とした
新規サービスの事業化を検討したい

1. 調査対象先

既に対象とするサービスを展開している企業

2. 調査手法

競合企業のキーパーソンに対し、訪問または電話によるヒアリングの実施。

3. 調査項目

  • 市場規模推移(市場規模数値の把握)
  • 市場規模推移の背景要因(何故、市場規模が増加or減少しているのか、など)
  • メーカーシェア
  • メーカーシェアの背景要因(上位シェアメーカーの特徴、背景要因、など)
  • 参入メーカーリスト(参入メーカーの売上規模、人員規模、特徴、など)
  • 参入メーカーのサービスの機能、特徴(どのような機能を提供しているのか、他社との差別化ポイント、など)
  • 価格情報(主要サービスの販売価格帯)
  • 営業方法(具体的な営業活動内容、広告手段、誰に対して営業しているのか、など)
  • 今後の市場予測(今後の市場規模推移の動向、背景要因)

4. 調査期間

1業界あたり、1ヶ月~1ヵ月半

調査領域

市場調査は様々な領域で実施が可能です。具体的な領域については「調査領域について」を参照してください。

その他にも市場規模・市場動向を調査することで様々な情報を得られます!
是非お気軽にご相談ください。

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